戦艦「アイオワ」「モンタナ」「トマス・ジェファーソン」級――【米海軍戦艦1 或はチート軍団】写真追加 - 朝陽の中へ
日本の航空母艦1へ
戦艦「アイオワ」級
(写真はイメージ コロラド級戦艦4番艦)
全長 282m
全幅 36.6m
喫水 11.2m
基準排水量 6万1200トン
満載排水量 7万2200トン
機関 H&W缶 タービン4基4軸 252000馬力
速力 33.2ノット
装甲 舷側390ミリ 甲板190ミリ
主砲 47口径45.7センチ(18インチ)砲連装4基
兵装 54口径12.7センチ両用砲連装10基
40ミリ機関砲3連装22基
20ミリ機関砲52門
同型艦「アイオワ」「ミズーリ」「ニュージャージー」「ウィスコンシン」「イリノイ」「ケンタッキー」
【解説】 条約型装甲艦として建造された「ワシントン」級に続く艦として建造された新世代の戦艦。そのコンセプトは、日本海軍の高速戦艦部隊を翻弄できる高速と、強力な主砲の両立である。
そのために本級はダニエルスプラン(3年計画)艦隊には搭載されなかったMk.1型18インチ砲を採用した。
高速を実現するために砲塔は連装とし、拡張前のパナマ運河の通航は諦めたものの比較的細身の艦体に25万馬力の強力な蒸気タービンを搭載した。
この結果、本級は最大速力33ノットに達する巨大戦艦として完成した。
防御力に関しては対46センチ砲に相当する装甲を張ってはいるが、全体的には水密区画の多用によって重量を浮かせる形式をとっている。
また、日本海軍が恐ろしい勢いで整備をはじめた空母機動部隊に対抗するために対空砲も多数搭載している。
1番艦「アイオワ」は1941年12月に竣工。以後43年半ばにかけて続々と艦隊に配備された。
本級の完成に一応の満足を得たアメリカ海軍だったが、日本海軍が46センチ砲搭載戦艦を建造しているとの情報から、更に強力な「モンタナ」級戦艦の建造に移行することになる。
戦艦「モンタナ」級
全長 290m
全幅 41.2m
喫水 11.5m
基準排水量 8万2340トン
満載排水量 9万3300トン
機関 H&W缶 タービン4基4軸 252000馬力
速力 28.2ノット
装甲 舷側440ミリ 甲板210ミリ
どこジョンゴッティクイーンズ、ニューヨークに住んでいた
主砲 47口径45.7センチ(18インチ)砲3連装4基
兵装 54口径12.7センチ両用砲連装14基
50口径7.6センチ対空砲連装22基
20ミリ機関砲52門
同型艦「モンタナ」「オハイオ」「メイン」「ニューハンプシャー」
【解説】 米国の条約明け戦艦の半ばを飾る超大型戦艦。
パナマ運河の拡張後でも通行が不可能な巨体に、日本戦艦が搭載していると思われる18インチ砲を12門搭載。
対46センチ砲としてはほぼ完全な防御力と実現している。
当初はアイオワ級と同じく連装砲塔を採用し、一回り大きな20インチ砲を搭載することが計画されたが、大重量弾頭の採用による打撃力強化と単位時間あたりの攻撃力強化に主眼をおいて設計がなされた。
攻撃力面では「大和」型に劣るものの改装後の「加賀」型戦艦に匹敵し、防御力では八八艦隊計画艦を圧倒する。
米国が軍縮期に抱いた日本海軍の八八艦隊と英海軍の「聖人」級への恐怖を具現化したような存在であるが、1942年には日本海軍が新型戦艦を続々と投入してきた。そのためローズヴェルト政権は更に強力な「トマス・ジェファーソン」級戦艦の建造に踏み切った。
44年初頭から末にかけて就役し、主に太平洋艦隊に配備された。
戦艦「トマス・ジェファーソン」級
全長309m
全幅42m
喫水12.0m
基準排水量 9万4300トン
満載排水量 10万3800トン
機関 H&W缶 タービン4基4軸 278000馬力
速力 28ノット
主砲 45口径50.8センチ(20インチ)砲3連装3基
兵装 54口径12.7センチ両用砲連装14基
50口径7.6センチ対空砲連装22基
20ミリ機関砲77門
装甲 舷側450ミリ 甲板200ミリ
同型艦「トマス・ジェファーソン」「エイブラハム・リンカーン」(以下建造中)
「ウィリアム・タフト」「フランクリン・ローズヴェルト」
アフリカ系アメリカ人のビュー内の大恐慌
【解説】 米国の両洋艦隊計画における最後の戦艦。
この艦から命名基準は装甲艦と同じく合衆国の偉大な大統領の名前になった。
「モンタナ」級を再設計し、主砲塔を新開発の20インチ砲に換装した艦形をしている。
本級は質量ともに日本海軍と英国海軍を圧倒することを目標に設計された。
日米情勢の緊迫を受けて工事は急がれ、わずか3年ほどで就役した。
1945年1月には2隻が太平洋艦隊に配され、もう2隻は建造中であった。
なお、4番艦の名は当初は「セオドア・ルーズヴェルト」となる予定だったが前大統領の急死を
受けて艦名を変更している。
日本海軍は、本級を「モンタナ」級として極度に恐れ、「越後」型戦艦の2隻増加につながることになった。
※なんというチート…こいつら普通じゃねぇww
――ネタもと
本篇での設定はもし「べいてーが本気になって戦艦の量産に励んだら」という想定で行っております。
本作では日本の八八艦隊計画がすでに4万トンから5万トン級ですし、英国も無理してN3こと「セント・アンドリュー(聖人)」級を生産。
ソ連なんて6万トン級戦艦10隻を作っちゃっています。
これは世界に冠たるべいてーの海軍を愛するローズヴェルト氏のことですから、パナマ運河なんてなくても大西洋と太平洋の両方に海軍を作っちゃえばいいよね!というトチ狂った計画をさらに拡大させてしまうことでしょう。
かくして誕生したのが本編の「両洋艦隊」ことスターク案の艦たちです。
まずはアイオワ級。
こちらは史実のモンタナ級戦艦の主砲塔を18インチに替えてしまおうというコンセプトで考えてみました。
アメリカらしく完全防御の重戦艦にするか否かで悩みましたが、レキシントン級で上下二段にボイラーを配置するなんてとち狂ったことをやっていますし、何よりこの世界の日本海軍の戦艦はほぼすべてが30ノットを出せる化け物ぞろいです。
というわけで、対抗上史実のアイオワ級なみの33ノットを出せるようにしました。
恐ろしいことに対46センチには限定的とはいえ、装甲の厚さをいじらずに何とかできてしまいました…
マサチューセッツ州アーリントンでリサイクルできるもの
次なるはいよいよモンタナ級です。
日本海軍が就役させるだろう新型戦艦は、以前に日本海軍戦艦部隊2で解説した白根型高速戦艦を明らかに上回ることが確実です。
ですから先手を打ったアメリカ海軍は18インチ砲を搭載することにしました。
八八艦隊計画に対抗したダニエルスプランの艦でも搭載するか否かで論争がありましたが結局は無理に搭載することはあきらめました。
しかし、当時すでに47口径18インチ砲の試作は完了しています。
本作世界では、英国の「セント・アンドリュー」級が何をトチ狂ったか20インチ砲を搭載していますので、米国海軍の焦りは相当なものです。
何とか数をそろえなければなりません。
そこで、検討を重ね、18インチ砲相手には完全な防御力を有し、なおかつ時間あたりの射撃速度と発射量で敵を圧倒できる12門の組み合わせを選び、アメリカ海軍は怪物を作り上げた――ということを想定しました。
実際は史実のモンタナ級の発展型を想定したのですけれどね。
さて、これらの新型戦艦をそろえてご満悦なローズヴェルト氏に対し、日本人はガクガクブルブルと震えています。
そこで、彼らは最新の「越後」型戦艦をとりあえず2隻追加する一方で、更なる新型戦艦の模索を始めます。
といってももう新型戦艦を作っている時間はありません。
欧州がきな臭くなっていますので。
というわけで、次善の策として進められていた機動部隊増強計画に本腰を入れた日本人たちは短期間で空母を生産しはじめました。
他方のアメリカ海軍も不安をぬぐえません。
自分たちは戦艦戦力でこそ日本人を圧倒しつつありますが、条約時代に作った巡洋艦以下ではどうにも厳しかったですし(装甲艦ワシントン級を作ったせいで排水量が足りなくなりブルックリン級などの史実の優秀な艦艇はまだ建造の端緒についたばかりでした)、日本人が主砲塔を換装した八八艦隊計画艦は本当に自分たちの想定通り43センチ砲を搭載しているのか、もしもそれよりも大口径の主砲を搭載していたら?と。
数は増えたとはいえ、退役間近のダニエルスプランの戦艦ではいささか心許ないですし、下手をすればアジア艦隊が先制攻撃で全滅させられるかもしれません。
新しく日本人が作った戦艦も8隻になっています。
ならどうするか?
安全策をとるべくアメリカ海軍は更なる新型艦を投入することにしました。
主砲は開発されたばかりの20インチ砲を9門装備し、ついに10万トンを超える巨大な船体に搭載しました。
これなら、日本人たちが何をやっても勝てるでしょう。
さて――いよいよ日本人と英国人からアジアを奪い、世界に覇を唱える時!
と意気込んだのが悪かったのでしょうか。ローズヴェルト氏は飛行機事故に際して心臓発作を起こし急死してしまいました。
後を受け継いだのは副大統領のマッカーサー氏。
彼はガチガチの反共主義者でした。
既に話をあわせて欧州とアジアを席巻する算段をしていた仏ソ…ことにフランスは焦ります。
このままでは、ドイツ人に復讐できないし、アジアを山分けできません。
既に米国からの借金はすごいことになっていますし、せっかく作ったアルザス級戦艦も維持費がかさむばかりです。
ロシア人に欧州を赤化されたらいかな左派人民戦線内閣とはいってもその中に埋もれてしまうでしょう。
こうして第2次世界大戦の撃鉄は起こされたのでした。
番外編「警備艦「松」および「鵜来」型」―海外輸出艦艇の系譜―
海軍軍縮条約
今度こそ本当に、主力艦一覧(1943)
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